「水滸伝1」北方謙三 集英社文庫

水滸伝 1 曙光の章 (集英社文庫 き 3-44)

水滸伝 1 曙光の章 (集英社文庫 き 3-44)

 

北方水滸伝はずっと前に十巻あたりで中絶してしまっていたので、思い切って一巻から読みなおすことにしました。

王進再生工場の存在が本当にオイシイ。今二巻の武松のくだりを読み終えたところですが、武松や一巻の鮑旭(ほうきょく)も含めて、心のバランスを崩した登場人物が王進のもとに預けられると読み手はすごく安心してしまう。

王進に任せれば大丈夫という公式がいつのまにやら出来上がっているのです。

ここが元々の羅貫中水滸伝と違うところの一つですね。