桜庭一樹続きで2009年は始まった。偶然だけど。

  • 元旦。バイト先の本屋は休日だった。
  • 「笑ってはいけない〜」を見たかったが家族が紅白を見ていたので見れず。終了後にチャンネルを合わせて、笑っていたら年が明けていた。少し見てから寝床で桜庭一樹少女には向かない職業 (創元推理文庫)を読み終える。大晦日に終わりを迎える話だったので、紅白を横目で見ながら、というか聞きながら読み終えればちょうどだったのにな、と思って電気を消す。砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)と同じくミステリーとしての大きなトリックはあまり無いけれど、細かいトリックがアクセントに。創元推理文庫だけど主人公たちの心理描写でぐいぐい読まされていった感じ。実際の事件というのはふとしたきっかけで起こってしまうものなのだろう。一つ目の「殺人」の「あれ」もシンプルだけどあっと思わせる。本当にちょっとした悪意。

少女には向かない職業 (創元推理文庫)

少女には向かない職業 (創元推理文庫)