ライトノベル in アメリカ

(9日追記)「トワイライト」日本語版最新刊の情報をお探しの方は9月9日のエントリー2008-09-09 - 愚か者の読書記録をご覧ください。

これといった内容が無い駄文なので「続きを〜」にします。

『米人気ラノベ作家、Webへの原稿流出で新刊を延期』
Expired

「トワイライト」シリーズの作者ステファニー・メイヤーは、草稿の流出が「あまりにも悲しく、執筆を続けることができない。出版を無期限延期する」としている。 (ロイター)
2008年09月04日 17時15分 更新

 人気ヤングアダルト小説「トワイライト」シリーズの作者ステファニー・メイヤー氏(34)が、草稿の一部がインターネットに流出したことへの抗議として、シリーズ5作目にして最終巻の刊行を延期した。

 メイヤー氏は次回作「Midnight Sun」の流出経路に心当たりがあると話している。草稿は同氏の手元にほとんど残っておらず、それぞれが二つとないものだからだという。同氏はこれまでに「トワイライト」および続編の「New Moon」「Eclipse」「Breaking Dawn」を上梓している。

 トワイライトシリーズは、人間の少女ベラと吸血鬼の恋人エドワードのラブストーリー。

トワイライト 上 (ヴィレッジブックス)

トワイライト 上 (ヴィレッジブックス)

トワイライト〈1〉愛した人はヴァンパイア

トワイライト〈1〉愛した人はヴァンパイア


ここから著作権の問題を初めとして、さまざまな方向に話を広げることができそうな記事ですが自分が思ったのが「アメリカにもライトノベルってあるんだ〜」というふざけたものです(笑)

もともと自分はライトノベルは全く読まず、少し齧ってる友人に「ライトノベルってなにが『ライト』なん?」とトンチンカンな質問を高校生の頃したものでした。今では「キノの旅」から入り少なくともその友人よりも詳しくなっただろうという有様。

な、わけですがそんな今でも「ライトノベルとはナンゾ」という問いだけが頭の中にまだ生きている。

スニーカー文庫や、電撃みたいなアニメ絵が表紙の〜」と言うと簡単ですが内容に目を向けると結構難しい。米澤穂信さん辺りはライトノベル的(そもそもその「ライトノベル的」とは何?という話なんですが(汗))な気がしますし、逆に一般ピーポーにはオタク向けとしか思ってもらえないようなライトノベルレーベルの物の中にも「萌え〜」とかに終わらない魅力を持った小説があることが実際多い様に(偉そうな話ですが)思います。

一般向けの表紙の本は普通に楽しみながら、それと同じぐらい、もしくはそれ以上に面白いかもしれないライトノベルレーベルの本を表紙を見ただけで敬遠されてしまうということがあったら少し勿体ないし本を書かれた方としてもどうなんだろうな・・と(すごく勝手に)思ったりしてます(つーかそういう勝手な懸念は表紙を描かれた人に対して失礼なんですけどね)。

そして逆に「これって一般レーベルで売ってますけど実はライトノベルじゃないんすか〜?」と思いながら普通の本を読んでいると本に対してまた少し違う視点を持ち込めるような気もしますし。思い返せば宮部みゆきの初期の作品は結構ラノベ的かな〜、いつ頃から松本清張的な文章を書くようになったんやろうか〜とか色々考えれるような気がするわけです。

逆に仮にライトノベルと一般小説との間に境界があるとする(ここで既にラノベに対する偏見が働いてる気がするんでまた別の考え方を用意しないかんのですが)。もしそうであるとすると、世の中なんでもそうですがその境界を見ることは読み物の世界全体を理解する手段の一つになるのではと思うわけです。

大脱線しましたがそういうわけでこういった「ラノベinアメリカ」という話に少し気になってしまいます。(ただ女性向けのものとなるとやっぱりあまり読まないのでなんとも言えないんですが・・)

ということで、しばらくはそういう疑問をひょいと頭に載せながらライトノベル担当をしてライトノベルを売っていこうと思います。