本の後ろのバーコードの謎
未解明のため、備忘録。
- 今年?からISBNが10桁から13桁に(978の追加)。
- バーコードの数字はISBNやCコード、値段の数字が構成している。
- 例)加納朋子「ささらさや」
ISBN 4-344-40504-8 C0193 定価571(税抜き)
バーコードは
9784344405042
1920193005714
値段は万の位まで対応可能と思われ。
- 今年追加されたISBNの「978」はバーコード先にありきと考えられる。そして「978」はおそらく今のところ全世界共通かも。少なくとも日本独自ではない。アメリカ版「文明崩壊」のバーコードに「978」が含まれていたことから推定。
- 謎1
では、その「978」の意味は何か。「999」や「123」ではまずかったのか。そして新たにISBNに加えられたからには今後別の数字を持つ本があらわれるのか。
- 謎2
そして下のバーコードでCコードの前についている「192」は何か。
C(192)0193 か C = 192 か その他
あるとすれば後者だろうなあ。
- 謎3
バーコード上部にあるISBN(と思われるもの)の最後の数字がそのままでないものもがある(というかそのほうが多数)のは何故。変える意味は。
- 謎4
バーコード下部の最後の数字は何。
- 謎5
値段の部分は本当に万の位まで対応か。十万以上の本はゼッタイにありえない、というわけでもあるまい。一応確認したい。
わからない事だらけだなあとつくづく思う。そもそもまずバーコードの仕組みから知らねば。
『追記』
役に立ちそうなもの、参考になるもの
http://www.dsri.jp/company/01/jan_b.htm
まずISBN - WikipediaよりISBNの数字の説明をば。
ISBN-10は、
ISBN● - AAAA - BBBB - C
のように表示される。しかし、●、A、Bの各部分の桁数は決まっておらず、合計で9桁(必ず1桁のC部分を入れると10桁)の範囲内で増減する。それぞれの部分の意味は、
●部分 - 「グループ記号」:出版物の出版された国、地域、言語圏。国別の記号というより、言語別の記号に近い。桁数は、そのグループの出版点数によって異なる。
(中略)
A部分 - 「出版者記号」:桁数は、出版社の出版点数などによって異なる。
B部分 - 「書名記号」:出版物に固有の番号。原則として図書の版ごとに付与。
C部分 - 「チェックデジット」:検査数字。入力した際に誤りがないか確かめるためのもの。0〜9、Xが使用される。(Xは数値10をあらわす。)
はあ、Xって10だったんですかぁ。エックス、すなわち未知数で0から9のなにかを今後入れるよとかいう意味かと(バカ)
ISBNは13桁のコードで表され、通常5つのパートからなる。
ISBNnnn - ● - AAAA - BBBB - C
●、A、Bの各部分の桁数は決まっておらず、合計で9桁の範囲内で増減する。n部分 - 「接頭記号」:nnnは978または979のいずれか(数字3桁)である。
●部分 - 「グループ記号」:2006年以前と基本的に同じ。上記解説を参照。但し、接頭記号が異なれば、グループ記号が同じでも異なる言語圏を指す可能性がある事に留意。
A部分 - 「出版者記号」:2006年以前と同じ。上記解説を参照。
B部分 - 「書名記号」:2006年以前と同じ。上記解説を参照。
C部分 - 「チェックデジット」:0〜9の数字1桁が入る。
以前のISBNのチェックデジットとは計算法が異なり、10桁→13桁に変換する際は再計算が必要となる。
『nnnは978または979のいずれか(数字3桁)である。』が上の謎1に関わってきそうですね。これについてはhttp://www.isbn-center.jp/whatsnew/q&a.htmlも関わりを持ちそうです。アメリカはすでに979があるんでしょうか。
ただそれでも978が978である理由は依然として不明。
そして、そしてそして!!上に出てきた謎の端数もとい「チェックデジット」が鍵となることがわかります!チェックデジットとは数字の打ち込みミスを拾い上げるためにつけられる指標だそうです。なんか聞いたことある。そして上の謎3そしておそらく4もといてしまう鍵は10桁と13桁とのチェックデジットの計算方法が違うこと、に思われます。
10桁、すなわち旧ISBNの場合
ここで、例として ISBN4-10-109205-□ のチェックデジット(□部分)を求めてみる。
10×4 + 9×1 + 8×0 + 7×1 + 6×0 + 5×9 + 4×2 + 3×0 + 2×5
= 40 + 9 + 0 + 7 + 0 + 45 + 8 + 0 + 10
= 119
119 ÷ 11 = 10 あまり 9
11 - 9 = 2
よって、このISBNのチェックデジットは 2 である。
なお、計算結果が 10 になった場合、10 の代わりに X(アルファベットの大文字) を用いる。
そして13桁、すなわち新ISBNとバーコード上部の場合
ここで、例として ISBN978-4-10-109205-□ のチェックデジット(□部分)を求めてみる。
9×1 + 7×3 + 8×1 + 4×3 + 1×1 + 0×3 + 1×1 + 0×3 + 9×1 + 2×3 + 0×1 + 5×3
= 9 + 21 + 8 + 12 + 1 + 0 + 1 + 0 + 9 + 6 + 0 + 15
= 82
82 ÷ 10 = 8 あまり 2
10 - 2 = 8
よって、このISBNのチェックデジットは 8 である。
すなわち10桁のころのISBNとバーコードの端数がずれうるのは当然。逆に言えば13桁の分は端数のずれは存在し得ないことになります。
ためしに家にある新ISBN対応の本を見てみると見事に数字は一致していました。