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大沢在昌 「らんぼう」 新潮文庫
ISBN:978-4101260310
痛快。
「こんな刑事にはゼッタイ捕まりたくない」っっのには同意ですが、「おっとっと」の男の子みたいな感じで知り合いにはなってみたいと思う自分は考えが甘いのだろう。お見合いの人はつわものだわ。
Nスペでグーグルの話。ラジオで榎木津のやつを聞いてたのできちんと見ておらず。
『同社は"人類の知"をすべて集約する作業を進めており、映像や文字情報などあらゆる情報が巨大データベースに集積されている。』
Yahoo!テレビのあらすじからとったもの。引用機能を使うのもおこがましいのでこの形。
見てない人間が言うことではないが単純に考えてグーグルが目指すは神、ですか。全知全能の。
バベルの塔(今年映画やりますが)の逸話を引っ張り出してみる。人間のおごりを神が罰した、というよりも建築物が空に届くほど巨大になりすぎたために自然と中でばらばらになっていってしまったとも解釈できたり。そこまで巨大な情報や人の繋がりの構築物を作って、生まれるのは究極の自由か、それとも断絶か。現実世界にも一体感を生み出せずに孤立感を作り出す巨塔が全国にちらほら。まあこれは強引。再放送を録画でもしときますか。
関係ないけど神の定義は「全知全能」とは限らない。だから例の神の存在しない証明は不可。問題はひとの定義次第。ワンピースのエネルの
「人が神を恐れるのではない。恐怖こそが神なのだ」
は面白い台詞だと思う。