塩野七生、「ローマ人の物語」に続く歴史

 『ローマ亡き後の地中海世界(上)』塩野七生 新潮社 12月24日発売予定

塩野七生 『ローマ亡き後の地中海世界 上』 | 新潮社

西ローマ帝国が滅んだ後、地中海の国々を震駭させたのは、イスラム教を信奉する海賊の台頭だった。「右手に剣、左手にコーラン」を掲げ拉致・略奪を繰り返す海賊たちの蛮行に、キリスト教国の人々は戦慄する。『ローマ人の物語』の続編ともいうべき待望の歴史巨編。