「サイボーグ・フィロソフィー――『攻殻機動隊』『スカイ・クロラ』をめぐって」
「サイボーグ・フィロソフィー――『攻殻機動隊』『スカイ・クロラ』をめぐって」高橋透 NTT出版より 10月27日発売予定
サイボーグ・フィロソフィー――『攻殻機動隊』『スカイ・クロラ』をめぐって
- 作者: 高橋透
- 出版社/メーカー: エヌティティ出版
- 発売日: 2008/10/27
- メディア: 単行本
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士郎正宗、押井守、神山健治の『攻殻機動隊』、そして森博嗣の『スカイ・クロラ』――これらは、サイボーグやクローン的存在を扱った作品であり、近未来の物語と思われている。けれども最新のテクノロジーは、これらの作品で描かれている世界を現実のものにしはじめている。先端テクノロジーがここ10年ほどのあいだに急速な進歩を遂げ、すさまじいともいえる威力を発揮しはじめているのを目の当たりにすると、驚愕と同時に不安を抱かざるをえないほどだ。
これらのテクノロジーは私たちをどこへ連れていこうとしているのだろうか。私たちは、これらのテクノロジーを受容することで、どのように変容するのであろうか。人間は何になろうとしているのだろうか。人間であるとはどのような意味なのだろうか。あるいはサイボーグであるとは何を意味するのか。それを考えるには、フィロソフィー、すなわち哲学が必要なのだ。目次
第1章 浸透するサイボーグ
1 日常のテクノロジー風景
2 デジタル・テクノロジーの構造分析、そしてサイボーグ化へ第2章 ブレイン・マシン‐インターフェイスとナノテクノロジー
1 ブレイン・マシン‐インターフェイス
2 ナノテクノロジーとサイボーグ第3章 サイボーグと『攻殻機動隊』
1 『攻殻機動隊』
2 「ゴースト」第4章 サイボーグは永遠に生きるのか。森博嗣『スカイ・クロラ』をめぐって
1 不死と再生
2 『スカイ・クロラ』と再生するキルドレたち
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